終わりに
これにて薬膳・漢方マイスター資格取得講座のカリキュラムは終了です。最後までお疲れ様でした。
これまで漢方・薬膳について様々な事を学習してきましたがこれらは漢方学のほんの少しで、まだまだ多くの知識があふれ返っています。今回紹介していなかった食材が患者に合う物だったり、一見合いそうな食材でも食べ合わせが禁忌に当たる物も出て来ます。
ですがこの学習を終えた皆さまなら下記の問題が簡単に解くことが出来るはずです。
・薬膳の言葉が最初に記載された書物は?
・気血水のそれぞれの役割は?
・陰陽に関係する消長、転化の違いには?
・五味の種類はどのようなものがあるか?
・老年期以降、どの五臓を中心的に養えばよいのか?
ここで学んだ知識は漢方学の土台となって、資格試験の際も大きく貢献してくれるはずです。
一通りの知識としては今回のカリキュラムで終了ですが、「もっと詳しく知りたい」「もっと体に良い食材を学びたい」など、学習意欲に駆られた方はもっと深くまで学ぶべきです。その意思があれば多くの食薬を自在に扱える日がきっと来ます。
今後の進め方について
今回のカリキュラムで多くの知識を身に付けたことでしょう。ですが知識を得ても、試験なり調理なり実践して生活に用いないと宝の持ち腐れになってしまいます。
なのでまずはカリキュラムで紹介した薬膳料理の中で興味を惹かれた物、おいしそうに感じた物を実際に作ってみましょう。初めは失敗するかもしれません。ですが上手に作れたり体の調子が良くなったりして結果が出てくると、次のステップへと繋がります。家族や友人、大切な人からの意見を聞いたり、SNSやブログに画像を公開して反応をもらうなどいろいろな活動を心掛けてみましょう。
実践を行う事で理解度を深め、さらに学習することで新たな知識を習得ができ、多くの問題を解くことが可能になります。そうすれば試験への合格がより確実にイメージできるはずです。
資格が取得できればこれまで個人で行っていたことが、仕事へと発展させることが可能になります。飲食店で勤務されている方なら新しいメニューの提案が出来ますし、今回の勉強を活かして新たに栄養士の資格を取得する勉強にも役立てます。
これらすべての要素をフルに活用して食べてくれる人の事を考え、その人の好み、体調、年齢などに合ったオリジナルの薬膳を作ってみましょう。
途中のコラムでもお伝えしたしたように、資格はこれからの活用が大切です。
また、より使える生きた知識にしていくためにも、関連する知識を学んでより深い理解をしていくことも必要になってきます。
セミナー講師&教室開催マスター特別講座で仕事への生かし方を学習して、実際に先生として活動を始めてみたり、
様々な関連資格を取得して理解を深め、より使える知識にして自分自身の生活を豊かにしたり、人にもっと上手に伝えられるようにしたりと、これからもっとたくさん学べることも、素敵なこともたくさんあります。
このカリキュラムを受講してくれた皆様が得られた知識を基に、健康に過ごしていただけることを願っています。