『心』の特徴
心は知っての通り血液の流れを管理しており、精神的な動きもこの心に関わってきます。それと注意していただきたいのが心は心臓だけでなく、血液が流れる血管も含めた意味になっています。なので心気は全身に張り巡らされた血管、血脈にもエネルギーを注ぎ込みます。
なお心は上記で説明した通り、心気で心の活動を維持、血流の管理、精神の安定と多方面にわたる働きを見せています。つまり薬膳もその時の特徴に合わせてメニューを変える必要があります。
冷やそうめん
まずは心気を丈夫にする薬膳から紹介していきます。タイトルから分かるように、この料理はそうめんをメインにした料理です。
材料はそうめん80g、セロリ1/3本、ラディッシュ2個、ゴマ味噌大さじ3杯、塩、しょうゆ、酢、オリーブオイルを用意します。
①まずはセロリとラディッシュを千切りにします。
②それからゴマ味噌としょうゆ、酢、水を混ぜ合わせてタレを作ります。
③そうめんは茹でた後に水で締め、しっかりと水切りした後オリーブオイルと和えます。
④あとは盛り付けする際にそうめんに材料、タレを乗せる形でもいいですし、全て一緒に混ぜてしまうのも大丈夫です。
②それからゴマ味噌としょうゆ、酢、水を混ぜ合わせてタレを作ります。
③そうめんは茹でた後に水で締め、しっかりと水切りした後オリーブオイルと和えます。
④あとは盛り付けする際にそうめんに材料、タレを乗せる形でもいいですし、全て一緒に混ぜてしまうのも大丈夫です。
この料理は清心瀉火の効果を持っており、そうめんとセロリ、ラディッシュの涼性によって心熱を清めてくれます。
チンゲン菜の炒め物
今回は血液の流れをよくするための薬膳料理です。
用意する材料はチンゲン菜2束、生シイタケ3個、薄切りショウガ3枚、唐辛子少々、紅花油、紹興酒大さじ1杯、塩、ごま油です。
①チンゲン菜は一口大に、シイタケは薄切りに切り分けます。
②先に紅花油をフライパンで熱し、ショウガと唐辛子を炒めて香りを立たせます。
③その後にシイタケとチンゲン菜も加えます。
④最後に紹興酒とごま油を加えて完成です。
②先に紅花油をフライパンで熱し、ショウガと唐辛子を炒めて香りを立たせます。
③その後にシイタケとチンゲン菜も加えます。
④最後に紹興酒とごま油を加えて完成です。
チンゲン菜には清熱活血化瘀の効果を持っているので瘀血を解消してくれます。その代わりチンゲン菜には涼性があるのでショウガと唐辛子を配合して性質を平に近付けます。
トマトと卵の炒め物
最後は精神を安定させる作用に効果的な薬膳料理です。
材料はトマト2個、卵2個、キクラゲ3g、ネギ少々、サラダ油、塩になります。
①まずはキクラゲを水で戻して一口大に整え、ネギはみじん切りに、トマトはくし形に切っておきます。
②次にボウルに卵を割り入れ、塩と一緒に混ぜます。
③熱したフライパンにサラダ油を引いて溶いた卵を炒め、炒め終わったら1度取り出します。
④ここで残っていたネギ、キクラゲ、トマトを炒め、塩を振って水気を飛ばします。
⑤最後に再び卵を戻して炒めれば完成です。
②次にボウルに卵を割り入れ、塩と一緒に混ぜます。
③熱したフライパンにサラダ油を引いて溶いた卵を炒め、炒め終わったら1度取り出します。
④ここで残っていたネギ、キクラゲ、トマトを炒め、塩を振って水気を飛ばします。
⑤最後に再び卵を戻して炒めれば完成です。
この料理は卵が持っている滋陰養血を用いて陰の気と血を養って心の安定性を図ります。そして赤色の食べ物が心経に入り易い特性を持っているので、その役目をトマトが担ってくれます。卵で心陰を養い、トマトの微寒性で熱を清める働きから、この料理は滋陰清熱の効果を持っています。